
Manus AI レビュー:中国発の自律エージェントは Devin の代わりになるか
著者:iigtn公開 2026.05.03
Manus AI は、中国の Monica が 2025 年に発表した「自律的にタスクをこなす AI エージェント」です。Devin と同じ系統のツールで、依頼を投げるとブラウザ操作・コード生成・ファイル整理まで自動でこなします。その実用性を検証します。
Manus の特徴
Devin(Cognition Labs)との大きな違いは、Manus が「知識労働者全般」を想定している点です。Devin はソフトウェアエンジニア向けに特化していますが、Manus は調査レポート作成・データ分析・スライド作成など、より幅広い職種に対応しています。
得意なタスク
- 多段の Web リサーチ:「業界動向を調べてレポートにまとめて」と依頼すると、複数サイトを巡回しながら情報を収集し、Markdown で出力します。
- データ分析の自動化:CSV を渡せばグラフ生成や統計サマリーを自動で作成します。
- 業務ファイルの一括整理:「このフォルダを類似度でカテゴリ分けして」などの依頼に応じます。
苦手なタスク
- 長尺コードベースの大規模リファクタ(Cursor / Claude Code の方が優れています)
- 細かい仕様の議論(人間との対話を重ねるタスク)
- 機密データを扱う業務(中国企業が運営しているため、データ取り扱いに不透明感があります)
料金と使い始めの所感
2026 年時点で Manus は招待制から一般公開へ移行中です。価格は月 39 USD 前後で、Devin(タスク量課金)と比べると個人で試しやすい価格帯です。ただし、ベータ品質のため、長時間タスクで途中失敗するケースもあります。
個人事業主にとっての位置づけ
「Devin は高すぎるが、自律エージェントを試したい」という個人事業主にとっての入門選択肢です。リサーチ業務やデータ整理の補助として月数時間分のタスクを任せる使い方なら、料金以上の価値があります。ただし、機密データを扱う場合は Claude Code の方が安心です。
※ 仕様・価格は 2026-05 時点のものです。Manus は急速に機能追加中のため、契約前に公式サイトで最新仕様をご確認ください。