
議事録 AI 比較 5 選:Notta / tl;dv / Otter / Whisper / GIJIROKU
議事録 AI は「どれも同じ」に見えて、実際に使うと 用途で「これしか勝ち目がない」がはっきり分かれるジャンルです。Notta・tl;dv・Otter・Whisper・AI GIJIROKU の 5 ツールを「業務で買うか判断するための 7 軸」で比較し、用途別に第一候補を断言します。
結論:用途別ベスト早見
| 用途 | 推奨 | 理由 |
|---|---|---|
| クライアント面談メモ用 | Notta | 日本語精度と要約品質のバランスがよい |
| 社内ミーティング(Zoom/Meet/Teams) | tl;dv | ビデオ連携と UI が軽量、チーム共有がしやすい |
| YouTube / ポッドキャスト文字起こし | Otter | 長尺音声の処理と編集画面が使いやすい |
| 機密データ / オフライン処理 | Whisper | OSS でローカル完結、クラウド送信が不要 |
| 日本語特化・企業導入 | AI GIJIROKU | 日本製で業務用語辞書・複数話者識別に強い |
比較すべき 7 軸
- 日本語認識精度:認識率と固有名詞の学習柔軟性
- 要約品質:議論のポイントを拾えるか、中身のない要約にならないか
- 連携先:Zoom / Teams / Google Meet のどれにボット参加できるか
- 料金と無料枠:個人事業主が月次で躊躇しない価格帯か
- データ保管場所・学習利用:録音やトランスクリプト(文字起こし)がモデル学習に使われるか
- 話者識別:複数人の会議で「誰の発言か」を正しく振れるか
- エクスポート形式:Markdown / docx / Notion 連携など、議事録テンプレとの接続しやすさ
主要 5 ツール 早見表
※ 2026-04 時点の表面的な価格・仕様。契約前に各公式で最新の確認を推奨します。
| ツール | 月額 | 無料枠 | 日本語精度 | 要約 | 保管 |
|---|---|---|---|---|---|
| Notta | ¥1,200 台 | ○ | 高 | ◎ | クラウド |
| tl;dv | ¥1,500 台 | ◎ | 中 | ◎ | クラウド |
| Otter | ¥1,500 台 | ○ | 中(英語主) | ◎ | クラウド |
| Whisper (OSS) | 無料 | — | 高 | ×(別途 LLM) | ローカル |
| AI GIJIROKU | ¥5,000 台〜 | × | 最高クラス | ◎ | クラウド(国内) |
1. Notta(万能型・個人事業主の第一候補)
日本語認識・要約・ボット参加をバランスよく提供。UI はシンプルで、面談中の「ポイントマーク」機能も使いやすい。クライアント面談・取材・小規模ミーティングを中心にカバーしたい個人なら、ミーティングのテキスト化【Notta】を契約すれば 9 割のシーンで足ります。
こんな人に:面談中心、日本語が主体、チームよりも個人で使いたい。
2. tl;dv(チームミーティングの定番)
Zoom / Teams / Google Meet にボット参加して、録画・要約を自動生成。チームでの共有シート生成や、タイムスタンプ付きクリップを使えば議論を後から追えます。長期プロジェクトやクライアントとの定例会議の負担を軽くしたいチームに向きます。
こんな人に:協業相手とミーティング記録を共有、タイムスタンプで振り返るスタイル。
3. Otter(長尺音声・英語コンテンツの処理)
ポッドキャストや YouTube の録画をアップロードしてトランスクリプト化し、記事や SNS 投稿の素材にする用途で強い。日本語コンテンツが主体なら他を推奨、英語コンテンツも扱うクリエイターには向きます。
こんな人に:音声コンテンツをテキスト資産化したい個人。英語の取材や対談もある。
4. Whisper(OSS / 機密データ・個人情報向け)
OpenAI が公開した OSS の音声認識モデル。ローカル PC 上で動かせばクラウド送信ゼロで、認識精度はトップクラス。要約は別途 ChatGPT / Claude に渡すフローになるので、ひと手間かかります。
こんな人に:士業・医療・法務で機密データを外に出せない、技術知識が少しある人。
5. AI GIJIROKU(日本製・企業導入向け)
日本語認識と業務用語辞書に強く、複数話者識別の精度も高い。企業導入の実績が多く、ストレージを国内に限定したいケースや人事面談、金融・取引会議の議事録に向きます。他社と比べて価格帯は高めですが、コンプライアンス要件を満たしたい会社・士業・金融には現実的な選択肢です。
こんな人に:日本語特化、高精度・国内ストレージ必須、予算に余裕がある。
買う前に知っておくべき 5 つ
- 録音許可:面談・会議では必ず参加者に録音・文字起こしの許可を取りましょう。個人情報保護法・業界規則(金融・医療)に注意。
- データ保管場所:クラウド SaaS は金融・法務・医療では NG になることがあります。ストレージのリージョンと、学習利用のオプトアウトが可能か必ず確認。
- 要約の品質:表面的に「議事録型」を謳うツールでも、要約が散文的だと議事録として使えません。無料トライアルで、自分の実際の音声を読ませて評価しましょう。
- 業務ツールとの連携可能性:Notion / Slack / Salesforce / kintone との API 連携や Webhook、Zapier / Make との接続オプションを事前調査。
- 「AI 生成」の明示:AI 要約をそのままクライアントに提示する場合、「AI 生成を人間がチェックした」旨を明記し、ステマ規制・業界ガイドラインを遵守しましょう。
結論:まずは Notta か tl;dv で始める
迷うなら Notta(個人・面談主) または tl;dv(チームミーティング主) で始め、作業に不足が見えたら AI GIJIROKU(日本語・コンプライアンス)や Whisper(オフライン)を追加するのが現実解です。文字起こし後の要約品質を上げたい人は 議事録要約プロンプト ベスト でテンプレートを、士業・コンプライアンス重視の運用は 士業向け AI 活用ガイド も併読してください。
※ 表中の価格・仕様は 2026-04 時点の公開情報をもとにした目安です。契約前に各公式サイトで最新仕様・価格をご確認ください。